あなたは”自己破産”と聞くとどんなイメージがありますか。
借金がチャラになって万々歳なイメージでしょうか。
確かに、自己破産には借金がなくなるという最大のメリットがあります。
しかし、自己破産にはデメリットもあります。
この記事では、自己破産して5年経った私が「自己破産しなければよかった…」と思うシーンについて本音でまとめました。
それはただ単に、クレジットカードが作れない、ローンが組めないといった物理的なことだけではありません。
もし今あなたが自己破産について少しでも考えているなら、日々暮らしていく中で感じる自己破産のデメリットについても知った上で、最良の選択をしてほしいと思います。
自己破産を考えはじめたあなたへ
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目次
【自己破産しなければよかったと思うシーン1】クレジットカードを勧められるとドキッとする
ショッピングをしているとクレジットカードを作ることを勧められたことはありませんか。
「今クレジットカードに入会いただくと20%オフになります!」なんて甘い言葉と一緒に。
魅力的なお誘いに「ぜひお願いします!」と言いたいところですが、自己破産していると新たにクレジットカードを作ることはできません。
もちろん一生できないという訳ではないのですが、それでも5年〜10年は作れないと言われています。
私自身、自己破産して5年が経ちますが、今まで自分の力だけで新しくクレジットカードを作れたことはありません。
(ただし、家族カードなど自分以外の人が主契約者であればクレジットカードは作れます。詳しくはこちらにまとめています↓)

断ったところで、断った理由が“自己破産したことでクレジットカードが作れないから”とバレることはないのですが、心のどこかでバレたらどうしようとドキっとします。
そして店員さんには何気ない勧誘の一言でも、言われた瞬間に自己破産のことが頭を過ぎり、心がチクリと痛みます。
自己破産するということは、借金に関して何かしら辛く悲しい記憶があるはずですから、少なからずその気持ちもふと思い出すことになります。
普通の人にとっては「はいはい、また勧誘ね!」くらいに流す話も、自己破産した人にとっては、少し苦い気持ちになる瞬間です。
【自己破産しなければよかったと思うシーン2】自己破産が周りにバレるのではないかと不安になる
私は自己破産して約5年が経ちますが、今まで自分から自己破産をカミングアウトした以外で自己破産がバレたことはありません。
ネットで自己破産がバレる可能性について調べてみても、ほぼバレないと書かれています。
それでも日常生活を送っていると、ふとしたキッカケで自己破産したことがバレてしまうのではないかと不安になります。
この自己破産がバレるのではないかという不安は生きている限りずっとつきまとうでしょう。
自分に大切な人がいればいるほど、そしてその相手に秘密にしているならなおのこと、その不安は大きいはずです。
幸いなことに私の場合は、夫や母は私が自己破産したことを知っています。
しかし夫の家族や私の友人は知りません。
自己破産したことがバレてしまったら、どんな理由があったとしても夫の家族や友人は決していい顔はしないと思います。
きちんと説明し、やり直している今の現状を見れば、過去のことと気にしないでいてくれるかもしれませんが、バレないでいてくれるならそれに越したことはありません。
ネットで調べても自分の全ての状況に対し、自己破産がバレるのかバレないのかに対しての回答は出てきません。
例えば、保育園の申請をした時に自己破産がバレてしまったり、選考が不利になったりしないのか、結婚するときの書類でバレてしまったりしないのか、考えだすとキリがありません。
関連記事:
自己破産しても保育園の申請時にバレない?不利になったりしない?【自己破産した私の保活】
自己破産しても婚姻届を役所に出すときにバレない?自己破産した私が実際に婚姻届を出した状況をお伝えします!
「こんな時はバレないかな」、「こんな時はバレるから気をつけないといけないのかな」、といった不安が常につきまとうことになります。
なお、私が感じた日常シーンで自己破産がバレそうなシーンをまとめてみたので、よかったらこちらも参考にしてみてください。

【自己破産しなければよかったと思うシーン3】大切な人であればあるほど自己破産は言いにくい
自己破産は国が用意した制度の一つであり、決して犯罪を犯す行為ではありません。
しかし、自己破産したということは、周りにはもちろん、自分の大切な人にはとても言いにくい問題です。
自分の大切な人ですから、相手に秘密を持ちたくないという気持ちがあると思います。
その一方で、大切な人だからこそ、自己破産したことを話して嫌われてしまったらどうしようと葛藤してしまうのです。
そしてこの、自己破産を大切な人に伝えるか伝えないかは大きな問題になります。
相手に一生秘密にするのであれば、墓場まで自己破産したことを持っていくことになり、自己破産したという辛さを一人で抱えていくことになります。
そして相手に自己破産したことを打ち明けるのであれば、最悪の事態も見据えた覚悟が必要になります。
借金の返済をしていた時も辛く苦しい時間があったと思いますが、自己破産した後もまた違った辛さを味わうことになります。
私の場合は、自己破産したことを大切な人に伝えました。
もちろん伝えて嫌われてしまったらどうしようという不安はあり、当時は結婚直前だったので、破談になってしまう可能性も大いにありました。
ただ私にとって、これからの長い人生を一緒に生きる人には、自己破産したことも知ってもらった上で一緒に生きるか選択してもらいたかった。
もし自己破産したことがキッカケで破談になるのであれば、それはそもそも縁がなかったと諦めようと思っていました。
結果、夫は自己破産したことも受け入れた上で結婚してくれましたが、こればっかりは、相手にもよる話ですし、自分が何を大事にするかにもよります。
「何が何でも絶対この人と結婚したい!」というのであれば、その人には相手がマイナスと感じる情報は伏せた方がいいですし、「大切な人に全てわかってもらわなくてもいいわ」というなら自己破産の辛さを相手にも背負わせる必要はありません。
自己破産したことを大切な人に伝えない場合、その秘密を一人で背負っていくことになります。
【自己破産しなければよかったと思うシーン4】自己破産したという罪悪感が消えない
先ほども書いた通り、自己破産は犯罪でもないため、罪に問われることはありません。
しかし、最初はもちろん返すつもりで借りたお金が、どんな理由があるにしろ返済できず0にしてもらった…。
借りたお金が返せなかった=悪いことをしたという罪悪感が自分の中に生まれることになります。
その上、残念なことに、その罪悪感を唯一なくすことができる、借りたお金を返すという行為は、自己破産し借金が帳消しになったことによって永遠にできなくなってしまいます。
そのためこの罪悪感というのは、一生自分につきまとうことになります。
また、他の誰も自分が自己破産したことを知らなくても自分は知っているわけですから、なんだか自己破産したことで自分はダメになってしまったかのような気持ちになります。
本当は自己破産前後で自分そのものは何も変わっていないはずなのに、自己破産したことで自己破産したというマイナスのレッテルが貼られたような気持ちになるのです。
そこで「よし!ここから這い上がってやる!」という強い気持ちがあればいいですが、長年借金に悩んでいると心が疲れてしまい、なかなかすぐには立ち上がれないものです。
自分を自分で追い込んでしまったり、自己破産してホッと一息ついた後こそ、「もっと頑張ればなんとかできたのではないか…」と自分を責める気持ちが生まれます。
残念ながらこればっかりは自分で自分の気持ちに折り合いをつけるしかありません。
自己破産はあなたを責めるための制度ではなく、あなたを救うための制度です。
自己破産してすぐは罪悪感に苛まれるかもしれませんが、心を休めて落ち着いたら、どうかあなたが自分自身を許して、与えられたチャンスに感謝し、またやり直しましょう。
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【自己破産しなければよかったと思うシーン5】クレジットカードが作れない、ローンが組めない
最後に、やはり自己破産の最大のデメリットが、クレジットカードが作れない、ローンが組めないということです。
自己破産するとお金に関する信用が0になってしまうので、お金を借りるということができなくなります。
ネットショッピングやキャッシュレス決済がますます増えていく中で、クレジットカードは必須のアイテムになりつつあります。
そんな中、クレジットカードが使えないというのはかなりのデメリットです。
また借金を整理し、真面目に働いて、夢のマイホームを手に入れよう!となってもローンを組むことができません。
クレジットカードやローンは5年〜10年組めなくなると言われています。
私は自己破産して5年が経ちますが、両方とも組むことはできませんでした。
クレジットカードが作れなかったり、ローンが組めなかったりすると、日常生活に支障が出ますし、これから車を買ったり家を買ったりしたいと思っているなら、将来設計に大きく影響を与えます。
しかし、自分一人だけではクレジットカードやローンが組めないことは最大のデメリットですが、家族が協力してくれることで克服することができます。
自己破産しても家族がいることでクレジットカードを作る方法や、女性という立場であればまた別の視点で自己破産のデメリットを乗り切ることができます。
関連記事:
自己破産してもクレジットカードを持つ方法。実際に作れたクレジットカードも紹介!
実際に経験したからわかる、20代の女性が自己破産しても将来やり直せる4つの理由
自己破産の物理的なデメリットに対しては、今のご時世、様々なサービスが世の中にあるので、何かしら対応方法があります。
【自己破産した私の本音】それでも自己破産してよかった
ここまで自己破産しなければよかったと思うシーンについて書いてきました。
自己破産した後に辛いことは、物理的なデメリットよりも自分の心や気持ちが辛くなるような精神的なデメリットの方が多いです。
では、私自身が自己破産したことを後悔しているかというと、決してそうではありません。
私は自己破産してから5年が経ちますが、自己破産した当時、自己破産してからの人生を振り返ってみても、自己破産してよかったと思っています。
私は借金150万で自己破産しました。
借金150万と聞くと、人によってはすぐに返せてしまう金額かもしれません。
関連記事:
借金150万は自己破産した方がいい?それとも返済できる? 借金150万で自己破産した私が伝えたい“借金150万のリアル”
それでも当時の私にとっては返済するには辛い金額になっていました。
毎日お金のことを考えて、どうしようどうしようと気に病み、心に余裕なんてものは一切ありませんでした。
人に優しくすることもできず、毎日ギスギス、イライラしていました。
何も考える気力が起きず、「どうにでもなれ…」とただ流されているだけでした。
今振り返ってもあの時の自分はとても好きにはなれません。
しかし自己破産したことでお金の悩みから解放され、何かに追われている気持ちがなくなると次第に落ち込んでいた気持ちもなくなりました。
どこか上の空でしていた仕事も、集中して取り組むようになったことで評価も上がり、給料も上がる結果となりました。
休みの日は家に引きこもっていましたが、友人と外に出かけ、新しい発見や楽しみを見いだすことで、単純に「楽しいな!」と思う機会が増えました。
もしあのままずっと借金の問題に一人で頭を抱えていたら、今の楽しい!と感じる人生はありませんでした。
自己破産したことは決して褒められることではありませんし、ふとした瞬間に不安や辛さを感じることがあります。
それでも改めて人生を楽しく生きるチャンスを与えてもらった制度には感謝しかありません。
自己破産にはデメリットももちろんありますが、この世で一番大切なのはあなたの人生です。
今のあなたが人生を楽しめていないと感じるのであれば、再度人生を楽しいものにするチャンスを手にできるのは、デメリットをはるかに超えるメリットではないでしょうか。
【さいごに】自己破産するかどうか悩んでいるあなたへ
ここまで、私が自己破産しなければよかったと思ったシーンをまとめてみました。
- クレジットカードを勧められるとドキッとする
- 自己破産がバレないか不安
- 大切な人に自己破産したことが言いにくい
- 自己破産したという罪悪感が消えない
- クレジットカードが作れない、ローンが組めない
改めて並べてみると、物理的なデメリットよりも精神的なデメリットが多いように感じます。
心が強い人は「こんなのどうってことない!」となるかもしれないですが、私のように臆病で気が小さい人間には日常の端々でチクリと心が痛むので正直に書いてみました。
もし今、あなたが借金に悩んでいて自己破産するか迷っているのなら、まずは専門家に相談することをお勧めします。
私は150万で自己破産しましたが、あなたの給与や養っている家族、持っている資産、これからの人生計画によっては自己破産ではなく他の選択肢の方がいいかもしれません。
借金の問題はなかなか人に相談できず一人で抱え込んでしまうことが多いですが、専門家に相談することで思いもかけず道が開けることがあります。
あなたの細かい状況を把握して、的確なアドバイスができるのは、ネットの不特定多数に向けて発信された情報ではありません。
専門家に相談するのはハードルが高いかもしれませんが、一度相談してみることであなたにあった選択肢がきっと見つかりますよ。
この世の中であなたの人生以上に大切なものはありません。
確かに心がチクリと痛む瞬間もあるけれど、どうかあなたの人生を心も体も健やかに楽しく生きられる選択肢が見つかりますように。
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